三陽商会昨年度決算から感じたこと [株式投資]
三陽商会(8011)の2015年12月決算が発表されました。
バーバリーライセンスがなくなり販売終了して、マッキントッシュやクレストブリッジをメイン商品にする戦略にして、約半年経過した後の決算でしたが、よくなかったようです。
それにしても株価堅調ですね。この暴落でも、10%位しか下がっていません。
なんででしょうか? PBRが0.5倍位なことが影響してるんでしょうか。
以下は、日本経済新聞2月12日付記事からの引用です。
>アパレル大手の三陽商会が12日発表した2015年12月期連結決算は、純利益が前の期比59%減の25億円だった。英バーバリーとの契約が終了した影響が大きく、冬物衣料の販売が振るわなかった。
バーバリーの後継事業と位置づけた「マッキントッシュロンドン」や「クレストブリッジ」など新規ブランドの先行投資も重荷になった。
売上高は12%減の974億円だった。15年6月に英バーバリーと45年間にわたり結んでいたライセンス契約が終了。
マッキントッシュロンドンで263店、クレストブリッジで151店を開いたが、バーバリーの穴を埋めるには至らなかった。
マッキントッシュロンドンは百貨店などからは商品力を評価されているが、認知度の低さが響いた。クレストブリッジも15年9月の本格的な発売時期にカタログやテレビCMの準備が遅れたという。
新規ブランドの事業収益は「天候要因もあり、想定を1割下回る印象」(杉浦昌彦社長)と厳しい状況が続く。
昨年末の暖冬も痛手だった。採算が良い厚いコートを中心に冬物衣料の販売が低調で、バーバリーや新規ブランドを除く15年下半期(7~12月期)の既存店売上高は、前年同期比3%減と苦戦した。
→「マッキントッシュやクレストブリッジは、想定より1割下回る」
それもそうですが、「クレストブリッジも15年9月の本格的な発売時期にカタログやテレビCMの準備が遅れた」とはどういうことなんでしょうかね
バーバリー販売終了が長引いたせいでしょうか、単なる遅延でしょうか?こういったことを決算で言い訳するのもどうかなと思ってしまいます。
それと、三陽商会の決算説明を読んだ(以下のアドレス)ですが、
この14ページに、2016年度の販売計画があるんですが、アウトレットの販売計画が前年比なんと25%、つまり、75%減で計画しているんですよね。
これはつまり、売り上げが最も大きいであろう、アウトレットのバーバリー商品の代わりのアウトレット商品を販売しないことを意味しています。
なので、木更津アウトレットでのバーバリー販売終了したら、クレストブリッジはアウトレットで販売しないということだろうと推測できます。
なんか残念ですねーーー。これでは、株主優待セールしかクレストブリッジのセール商品が出てくる可能性がなくなりました。
出てきても多分10月の優待セールで、4月の優待セールには出てこないでしょうね。
クレストブリッジは、とにかく安く売らないよう大事にブランディング化をしていくということなのかもしれません。
1月のブログで書いた、「嵐」効果もどうなっていくんでしょうか?
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